2011/05/26
水郷作家展が開催中(潮来)
潮来市の水郷まちかどギャラリーでは、「水郷作家展」が開催中です。

会期は6月26日まで。

会場には、潮来市ゆかりの作家の作品が48点展示されています。

出品作家は下記になります。

小堀進

村山密

柴田祐作

小林晟

額賀英世

小沢一廣

草野好夫

河瀨治孝

海老原紀代子

國府田仁彌

油絵、水彩画、版画と、それぞれに見応えのある作品ばかりです。


☆水郷作家展
【期間】5月25日(水)~6月26日(日)※会期中休館なし
【時間】午前10時~午後5時
【入場】無料
【会場・問合せ】水郷まちかどギャラリーTEL:0299-63-3113


★取材後記

会場にあった小堀氏のパネルの言葉が心に残りました。

「季節による風景の変化で、春夏秋冬それぞれの趣きを持つ自然の妙はまことに楽しく、有難い。」

震災のせいで気持ちが沈みがちで、季節を感じていなかったことが分かりました。

帰り道、会社近くの公園の木々に目をやると、いつの間にか葉の緑色が濃くなっていることに気付きました。

もうすぐ夏なのですね。

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2011/05/23
みんなと元気に笑顔で(鹿嶋)
5月20日(金)、一人暮らしの高齢者の交流を図る活動を行っているボランティア『大同西地区お元気会』が大野ふれあいセンターで開かれました。

ふれあいお食事会や、介護予防法の講話、体操などが行われました。

お食事会の献立は、カレイの煮付け、高野豆腐のいこみ煮、焼き春巻き、スナップえんどう・人参の付け合せにご飯、味噌汁、カットフルーツ、野菜の漬物。
ボランティアの皆さんが栄養のバランスを考えて作った手料理を、皆さんとても嬉しそうに食している様子でした。

介護予防講話では、配られた資料をもとに、介護予防についてチェックシートを行い、岡本さん(介護長寿課)の話しを皆さん真剣に耳を傾けていました。

体操では講師の武内さん(介護長寿課)の後に続き、軽く体を動かし、手足を使い頭の体操も交えながら、リズムに合わせ体を解していました。
武内さんの明るく元気なやりとりに皆さん笑顔で楽しそうな姿が印象的でした。

★取材後記

終始和やかな雰囲気に包まれ、絶えず笑顔で、皆さんとても楽しそうに過ごしている様子でした。

私が挨拶すると、元気に笑顔で返して下さったのが印象的で、皆さんとてもいきいきとしていて、私のほうが元気をもらったように感じました。

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2011/05/02
嫁入り舟で復興の第一歩(潮来)
潮来市の前川あやめ園で4月30日(土)、嫁入り舟が特別に運行されました。

これは、東日本大震災の影響で開催が危ぶまれていた「第60回水郷潮来あやめまつり」が、同月26日に正式決定し、復興のメッセージも兼ねて行われたもの。

まだ震災の影響が残るあやめ園。

あやめ園に架かる橋に一部破損やあずまやの倒壊など、大きな影響を受けました。

嫁入り舟が出る時にも使われる、園内のろ舟乗り場も一部破損しましたが、復旧し、今回の運行を行うことができました。

今回、乗船した新婦は、隣の神栖市に住む女性。

「潮来花嫁さん」の曲が流れる中、ろ舟乗り場から出発した嫁入り舟は、新郎の待つ、噴水施設「WAiWAiファンタジア」までゆっくりと進んで行きました。

園内には、花嫁の姿を一目見ようと大勢の人が集まり、「おめでとう」と祝福の言葉をかけていました。

第60回水郷潮来あやめまつりは、平成23年5月21日(土)から6月26日(日)まで開催されます。

また、まつり期間中、嫁入り舟は35組の運行を予定しています。


★取材後記

私の隣で嫁入り舟を見つめていた年配の女性。

「ああ、やっぱり潮来は、あやめまつりと嫁入り舟がないと始まらないねぇ」と笑顔で舟を見送っていました。

嫁入り舟は何度も取材していますが、今回は会場(あやめ園)のお客さんの雰囲気が違う。

笑顔が多いというか、とても和やかなのです。

(たぶん)震災の自粛ムードで閉塞感があった中での、前向きな明るい話題なので、皆、ホッとした気持ちになったのでは。

潮来の町も、完全に元に戻るまでは、まだまだ時間が必要ですが、復興へと少しずつ前進しているのが分かります。

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2011/04/25
街の活気を取り戻したい
東日本震災の影響で閑散としている鹿島神宮の参道に少しでも活気を戻したい、被災地である鹿行地域の皆さまに美味しいものを食べて元気を出してほしいという趣旨で、㈱丸三老舗と市内の食に関連する数団体共同で、4月24日(日)丸三老舗神宮駅前店で復興イベントが開催されました。

人気商品の「純米だんご」と「極いちご大福」が半額、かりんとう饅頭が44%OFFで実演販売され、店の前には沢山の人が駆けつけ、長蛇の列を作っていました。

親子連れで並んでいる姿も多く見受けられ、青空の下、その場で大きな口をあけて団子を食べていた男の子は「美味しい。」と満面の笑みで感想を述べてくれました。

実演販売は予想以上の反響で、終了時間まで長蛇の列が途切れることはなく、大盛況で幕を閉じました。

★取材後記

震災の影響で地域全体に暗い影が広がり元気がなくなっている今、地域での立ち上がろうとする姿は人々を明るい気持ちにさせてくれます。

お客さんの嬉しそうな顔を見ると、取材している自分まで心が温かくなりました。

23日に予定だったイベントですが、雨のため翌日に順延。しかし24日は晴天に恵まれ、少し汗ばむくらいの陽気でイベント日和となりました。
私は最後まで居られませんでしたが、品物も完売したと聞きました。

久々の大勢人たちの賑わいと、人々の嬉しそうな笑顔を見て、この先に繋がる復興への1歩となったのではないかと思いました。

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2011/04/18
「地区の人たちのために…」地元老人会の給水所(潮来)
潮来市日の出6丁目の集会所にある給水所は、東北地方太平洋沖地震で被災した地元の人々の生活を支えています。

ここは、地元の老人会「寿楽会」(箕輪英三会長、他20名)により設置された給水所です。

きっかけは、「市の指定した給水所まで行くのが大変だ」という、地元に住む、足腰の不自由な人や体の弱い人達の声から。

震災から2週間後、市の給水タンクを借りることができるという情報を知った寿楽会のメンバーは、早速、行政と交渉。

三角公園内にある集会所前に、念願の給水所を開くことが出来ました。

給水時間は、午前8時から午後4時まで。

寿楽会メンバーがボランティアで管理を行っています。

給水所を利用している人達は「家から近いので大変助かっています」と話していました。


★取材後記

三角公園も液状化現象により、所々に亀裂があり、震災の爪痕が残っています。

1月に寿楽会の活動を取材させて頂いた時、取材後記で紹介したチューリップの芽。

公園の花壇で可憐な花を咲かせていました。

日の出の復興を応援し、咲いているように思えました。

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